ヒロセ電機株式会社

http://www.hirose.co.jp/ 東証一部(6806)

【経営理念】

英知をつなげ 新たな価値を創造し 社会の発展に貢献する

 私たちは、優れたコネクタの開発・製造・販売により、コネクタが持つ「つなぐ」という機能をもって、人々の英知の結集である部品(製品)と部品(製品)の橋渡しをし、様々な新製品を世に送り出すことを通じて産業・社会の発展に貢献しています。
また、この経営理念は「英知をつなげる小さな会社」というスローガンにある、「外部にある英知や知識を素直に謙虚に吸収し、内部にある英知や知識とつなげて優れたオリジナル製品を創り出し、これを外部に提供することによって、より大きな成果を産み出して行こう。相対的に小さく、効率的に差別化(際立ち)し易く、そして明日は大きくなろう。」という経営姿勢も表しています。

【行動基準】
私たちには、企業活動を推進していく上で、法令を遵守することはもとより、より高い倫理観・誠実さ・社会的正義をもって、自ら判断することが求められています。
 絶えず変化する経営環境の中で、あらゆる場面において、このことを実践していくため、私たち一人一人がとるべき行動の基準を此処に明確にしました。
 私たちは、社会的責任を自覚し、以下の行動基準を定め、これを誠実に実行します。

Ⅰ 基 本 姿 勢

1、健全な企業活動の展開<信義・誠実>
 私たちは、信義に則り、誠実に行動し、あらゆる企業活動の場面において、社会倫理に適合した企業活動を展開できるよう努めます。

2、企業市民としての社会への責任
 私たちは、社会の一員として積極的に社会に貢献するよう努め、企業市民として誇りある行動をとります。

3、基本的人権の尊重
 私たちは、すべての人の基本的人権を尊重し、性別、年齢、国籍、人種、民族、信条、社会的身分、宗教、障害の有無などによる差別や個人の尊厳を傷つける行為をしません。


Ⅱ 業務の取組姿勢

4、公正な営業活動
 私たちは、関係する法令等を遵守し、健全な商慣習・社会通念に沿った公正な営業活動を行います。

5、公正な宣伝・広告活動
 私たちは、宣伝・広告その他の営業活動において、当社製品・サービスの品質、性能、仕様について事実に反する表示・表現、誤解を生じさせる表示・表現をしません。

6、適正な会計・税務処理
 私たちは、会計・税務に関する法令・規則に従い、適正な会計・税務処理を行います。

7、情報開示
 私たちは、社会から信頼を得るため、必要な情報を正確かつ公正に適時開示します。

8、インサイダー取引の防止
 私たちは、「証券取引法」およびこれに関連する法令を遵守し、職務上知り得た重要な未公表の内部情報を利用して、株式等の売買その他の取引をしません。

9、輸出入関連法規の遵守
 私たちは、製品、技術、役務等の輸出入取引について、「外国為替及び外国貿易法」およびこれに関連する国内外の法令を遵守するとともに、「安全保障輸出管理規程(コンプライアンス・プログラム)」等の手続に従って厳格な管理を行います。

10、職場環境の整備
 私たちは、安全で働きやすい職場環境づくりに努めます。


Ⅲ 社会との関係

11、国際社会との関係
 私たちは、国際社会において、その国の文化や慣習を尊重し、現地の発展に貢献します。

12、地域社会との関係
 私たちは、地域社会との協調に努め、地域の発展に貢献します。

13、地球環境保全
 私たちは、「環境基本方針」のもと、環境に配慮した企業活動を推進するとともに、環境関連法令および諸規則を遵守するなど、環境保全の維持向上に努めます。

14、反社会的な勢力への対応
 私たちは、反社会勢力・団体に対しては、断固たる態度・行動をとり、一切の関係を遮断し、それらの活動を助長するような行為はしません。


Ⅳ  取引先との関係

15、製品・サービスの安全と品質
 私たちは、常に取引先に満足をいただけるよう、当社が提供する製品・サービスの安全と品質に十分配慮します。

16、取引先との公正な取引
 私たちは、すべての取引先に対し、常に対等、公正な立場で接し、関係法令および契約に従って、誠実に取引を行います。

17、接待・贈答等への対応
 私たちは、取引先等との接待、贈答品の授受に関して、健全な商慣習や社会常識を逸脱しないよう、節度をもって行動します。


Ⅴ 会社財産・情報の管理

18、会社財産の管理・適正使用
 私たちは、会社の有形・無形の財産を所定のルールに従い適正に管理し、私的用途に流用するなど業務目的以外に使用しません。

19、秘密保護
 私たちは、「不正競争防止法」およびこれに関連する法律を遵守するとともに、「就業規則」その他の社内規定に則り、職務上知り得た社内外の営業秘密を適切に管理し、漏洩または不正使用もしくは不当な使用の防止に努めます。

20、知的財産権の保護
 私たちは、「特許法」、「著作権法」その他知的財産権実用新案権意匠権、商標権等)に関連する法令を遵守し、当社の知的財産権の維持、確保に努め、その活用を図ります。
 私たちは、第三者知的財産権を尊重し、故意に侵害したり、不正に使用しません。

21、情報ネットワークの適正活用
 私たちは、情報に関係する法令等を遵守するとともに、適正かつ節度ある情報ネットワークの活用を行い、他人や他社の情報への不正アクセスや私的用途での利用をしません。


《編者からのコメント》
三品和弘著「戦略不全の論理」で日本の企業としては珍しく戦略が機能している企業として紹介されている「例外企業」の1つです。
流石に経営理念も行動基準も素晴しいですね。